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 乳がん治療に取り組む和歌山県橋本市の紀和病院は、乳がん撲滅のシンボルマーク「ピンクリボン」をあしらったオリジナルマスクを作った。ピンク色のマスクを病院職員や看護師らが着用することで、患者らに乳がん検診の受診を

促し、乳がんの早期発見・適切な治療の大切さを訴える。

 同院は2009年、乳がん検診や治療を専門にする紀和ブレスト(乳腺)センターを開設。以来、乳がん月間の10月に講演会を開催してきた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため中止に。コロナ禍は検診率にも影響し、橋本市によると、4~6月の乳がん検診の受診者数は162件で、前年と比べほぼ半減した。

 同センターは、院内全体で検診の受診を啓発しようと、オリジナルマスク350枚をつくり、あわせて乳がんの早期発見や検診・治療の大切さをPRする「ピンクリボン啓発サポーター」の募集も始めた。啓発活動への理解がある人を300人認定する。マスクを渡して、外出時に着用してもらう。

 梅村定司・同センター長は「今年度の受診者が3割減になれば数年後の死亡率は上がる可能性がある。検診は不急だが必要で、できるだけ受診してほしいという思いでつくった」と話した。サポーターなどの問い合わせは同センター(0736・34・1255)。(高田純一)