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 リノベーションまちづくりを進める沼津市で16日、定期市「週末の沼津」が開幕する。会場の中央公園(大手町4丁目)には、11月8日までの毎週金、土、日曜の3日間、「知る人ぞ知る名店」が出店する。リノベーションの新たな段階として、公共空間の活用法を探る狙いがある。

 第1回は「音楽のある公園の日常」がテーマ。バー、イタリアンレストラン、かき氷専門店、雑貨店、無国籍料理店、ブルワリー、メンチカツ専門店、自然食品店、デザインルーム、ハンバーガー店などが出店し、沼津で音楽活動をする人たちによる生演奏やトークがある。誰でも弾けるストリートピアノも設ける。当初は9日に始める計画だったが、台風の影響で1週間遅らせた。

 沼津市では2016年に始まった「リノベーションスクール@沼津」の受講生を中心に空き家や空き店舗といった遊休不動産の再生が進む。これまでに飲食店、宿泊施設、シェアオフィス、ダンススタジオ、アートスペースなどに生まれ変わらせた事業が40を超える。

 今年2月のスクールでは、遊休不動産といったハードではなく、ソフトをテーマにリノベーションの可能性を探った。その中のテーマの一つが公共空間を活用した定期市の開催だった。「週末の沼津」の実行委員会には、その時の受講生も参加している。

 実行委員会では「沼津にありつづけてほしい店、来てほしい店に出店してもらい、アウトドアリビングとして訪れた人がくつろげる公園のあり方を模索する。中心市街地の新しい日常を創出したい」としている。

 2回目以降は「スケートボードのある暮らし」「公園ピクニック、パンとスウィーツと」「街と共に、収穫を喜ぶ」などのテーマを予定している。

 初日の16日は午後4時開幕。企画全体の最終日となる11月8日はウィークエンドマーケットとして規模を拡大する。終了後も定例化を目指すという。(岡田和彦)