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 合唱の人気曲「きみ歌えよ」をそれぞれが歌う動画を募り、リモート合唱として編集する「バーチャルおかあさんコーラス」(全日本合唱連盟・朝日新聞社主催、キユーピー協賛)が企画された。コロナ禍で今年の全日本おかあさんコーラス大会が中止となる中、歌う喜びを分かち合うとともに、女声合唱の魅力を多くの人に知ってもらおうと、参加を呼びかけている。

 「きみ歌えよ」は、谷川俊太郎さん作詩、信長貴富さん作曲。指定された女声三部合唱の楽譜をもとに、1人もしくは家族と歌う様子を動画に撮って投稿すると、合唱の形に編集して公開される。すでに5千冊を超える楽譜の申し込みがあった。

 東京都目黒区を拠点に活動する「Stella Mariano」は、6月に自分たちで「きみ歌えよ」を歌うリモート合唱動画を作り、ユーチューブで公開したばかり。菱川純子団長(66)=横浜市=は「今度は全国の人と歌えるんだと、すぐにみんな乗ってきた」と話す。「家族の転勤で英国に住む団員も含め、みんなで元気に歌おう」と連絡を取り合っている。

 さいたま市の合唱団「リリカ・ルピス」の武山久美恵さん(58)と阿部みゆきさん(61)は4年前、東日本大震災の復興を支援する日米合同の合唱祭に参加し、ニューヨークのカーネギーホールでこの曲を歌った。「今も自分を励ましてくれる思い出の曲。また歌えてうれしい」と武山さん。阿部さんも「合唱の楽しさはハモること。動画でどんなハーモニーになるのか、楽しみです」と話す。

 埼玉県戸田市の萩原郁乃さん(34)は、出産などで遠ざかっていた合唱に、久しぶりに取り組む。作曲者の信長さんと同じ大学合唱団の出身。12月には卒業生も含めた演奏会に参加するつもりだったが、中止が決まった。この企画を知り、「大好きな曲を知らない人と一緒に歌って、この状況を乗り越えられたら」と参加を決めた。

 作曲した信長さんは子どものころ、自作の合唱曲をカセットデッキ2台で多重録音して遊んでいたという。「今回はその超ハイテク豪華版ですよね。今からドキドキしています」とコメントを寄せた。

 動画投稿は11月10日に締め切られ、12月初めにインターネットで公開される。詳しくは特設サイト(https://www.asahi.com/ads/chorus2020/)で。