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 知人2人を容疑者とする覚醒剤取締法違反事件をでっちあげたとして、愛知県警は16日、岡崎署の男性巡査部長(36)を覚醒剤取締法違反(所持、譲り渡し)と虚偽有印公文書作成・同行使容疑で名古屋地検に書類送検し、発表した。

 巡査部長は容疑を否認しているという。

 県警は同日、巡査部長を懲戒免職処分にした。

 監察官室によると、巡査部長は同署地域課で交番勤務をしていた今年2月、知人の30代男性に微量の覚醒剤が付着した透明袋を準備させ、岡崎市の商業施設で職務質問。覚醒剤取締法違反(所持)の容疑者として検挙した。

 さらに同月、同市の路上で、40代の知人男性に同様の透明袋を手渡し、職務質問して検挙した。両事件とも逮捕せず在宅で調べ、虚偽の捜査報告書を作成したという。

 巡査部長は3月下旬、パトカーで物損事故を起こしたが申告しなかった。この調査での発言が不審だったため、県警が巡査部長が関与した事件を調べたところ、今回の事案が浮上。8月、自宅を捜索し、覚醒剤0・005グラムが付着した透明袋を押収した。

 尿や毛髪から覚醒剤の陽性反応は出なかったという。

 巡査部長は「職務質問で検挙した。(自宅で覚醒剤が見つかったことは)分からない」と容疑を否認しているという。

 知人2人は巡査部長からの協力依頼があったことを認めているといい、県警は16日、2人を同法違反容疑で書類送検した。

 巡査部長は2006年の採用。14年から約5年間、蒲郡署刑事課で主に暴力団を担当。2人とは捜査の過程で知り合ったという。昨年3月に岡崎署地域課に異動していた。

 県警は巡査部長が検挙実績を上げて刑事に戻ろうとしたとみている。

 県警は「否認しているが逃走や証拠隠滅の恐れはない。覚醒剤の量も微量」として巡査部長を逮捕せず、「懲戒処分は通常匿名発表」と実名も伏せた。

 依田龍次郎首席監察官は「警察官としてあるまじき行為であり、重く受け止め、厳正に処分した。深くおわびする」とコメントした。

 刑事訴訟法に詳しい愛知学院大…

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