国内初 イヌガエルの繁殖に成功 鳥羽水族館

安田琢典
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 鳥羽水族館三重県鳥羽市)は16日、国内で初めてイヌガエルの繁殖に成功したと発表した。孵化(ふか)したオタマジャクシのうち約40匹が子ガエルに成長し、うち10匹を一般公開している。

 鳥羽水族館によると、体長8センチほどのイヌガエルは中国南部から台湾、ベトナム中部の里山やため池などに分布している。アカガエル科に属し、犬のような鳴き声をしていることから、その名前がつけられた。

 鳥羽水族館は2013年8月から、イヌガエルを飼育している。繁殖に成功したのは、昨年6月に三谷伸也飼育研究部長が台湾で調査した際に譲渡された野生の個体という。

 甲高い鳴き声から、「バウ、バウ」と低い鳴き声に変わり、7月18日に産卵が確認された。鳥羽水族館はこれまでに十数例の外来両生類の繁殖に成功しているが、三谷部長は「イヌガエルは何とか繁殖させたかった種類。親の状態がよかったのだろう」と話す。(安田琢典)