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 妊娠・子育て中の親たちをオンラインで支援する取り組みが、鹿児島県内の自治体で広がっている。コロナ禍の影響で、関連の相談会や講座が開きにくい状況が続くためだ。垂水市は今月からオンライン相談を始め、子育てに関する動画配信に取り組む自治体も出ている。

 垂水市が始めたのは、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を使った相談受け付け。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、市内の母親らから乳幼児健診や受診などに関する不安の声が寄せられたのを受け、悩みなどを気軽に相談できる環境を用意したという。

 パソコンを前にした市の保健師や栄養士らが、親たちの様々な相談に応じる。対応するのは、毎週火曜日の午後1時~午後4時半、毎月第3金曜日の午後6時からの1時間。原則1回あたり30分で無料。パソコンやスマートフォン、タブレット端末があれば、自宅などから相談できる。

 今月1日に市役所でデモンストレーションが行われた。自宅に見立てた市役所内の一室にいる市内の母親2人が順番に、別室にいる市の保健師にスマートフォンで相談。インフルエンザ予防接種の時期や子どもの体調管理などの質問に対し、保健師が「ほかの予防接種を受ける際に、インフルエンザの予防接種も受けて」「こまめな水分補給を」などと応じていた。

 デモンストレーションに2歳の長男と参加した西本真美さん(28)は「コロナで外出を控えることが多いので、ズームでの相談はありがたい。初めての子どもなので、分からないことを聞きたい」。対応した保健師は「親子の表情も画面で確認できるので、体調の変化なども把握できる。保健師のほか、栄養士も相談に応じるので、親たちのいろんな不安や悩みに対応したい」と話した。

 一方、鹿児島市は4月、自宅で親と子どもが楽しく遊ぶ方法などを伝える動画配信を開始。錦江町は6月から離乳食などをテーマにした動画を、南大隅町も7月からベビーマッサージや産後ヨガを教える動画を配信している。(稲野慎)

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