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 国立感染症研究所は、札幌市と小樽市の「昼カラオケ」を楽しめる飲食店を利用した新型コロナウイルス感染者や濃厚接触者からの聞き取り調査結果の概要を発表した。感染者のほとんどが飲食し、歌唱時にマスクを着用していなかった。

 調査には両市の保健所、北海道保健福祉部も参加。札幌5店舗、小樽4店舗の計9店舗のオーナーや客の行動について聞き取り調査を行った。38の感染例と、52の濃厚接触例(検査で陰性)を分析した結果、感染者のほとんどが飲食と歌唱をし、うち79%は店内でマスクを着用していなかった。

 詳しく聞き取りができた感染者のうち、96%は歌唱時にマスクを着用してないかった。一方、陰性だった濃厚接触者のうち、歌唱していたのは73%、飲食していたのは88%だった。

 店での滞在時間は、感染例で平均3・1時間に対し、陰性の濃厚接触例では平均2・1時間だった。

 調査結果では、歌唱した人はマスクを外す時間が長くなり感染リスクに影響した可能性や、歌唱者を含む利用者全員のマスク着用が感染拡大防止に繋がる可能性を指摘している。(松尾一郎)