高校時代は補欠だった選手がプロ野球からの注目を集める強打者に成長した。社会人のJFE東日本の今川優馬外野手(23)。「補欠からプロ」は投手ならさほど珍しくないが、野手では異例と言っていい。バントなど小技を武器にしていた右打者が、コーチの一言をきっかけにホームランバッターへと変身。26日のドラフト会議で、夢見てきたプロからの指名を待つ。
「ゆっくりダイヤモンドを回るあの瞬間が、言葉に言い表せないぐらい最高です」。何度でも味わいたい本塁打の快感。今季、練習試合で10発以上を放っている長打力こそ、今川の最大の魅力。日本球界に不足していると言われる、右の長距離砲だ。
最初から打てたわけではない。北海道・東海大四(現在の東海大札幌)高時代は3年間で通算2本塁打。2014年夏の甲子園に出場したが、背番号は「16」で、代打で1打数1安打を記録したのみ。まったくの無名の存在だった。
転機は東海大北海道1年生の時。当時コーチだった岩原旬さん(38)との出会いだった。
岩原さんは今川の練習を見て、…
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