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 米財務省は16日、2020会計年度(19年10月~20年9月)の財政赤字について、過去最大の3兆1320億ドル(約330兆円)に上ると発表した。新型コロナウイルス危機後の空前の規模の財政出動が主な要因で、赤字幅はリーマン・ショック後の09年度の2倍を超えた。当面は財政悪化のリスクを承知で経済対策を打ち続けざるを得ない状況で、その効果が、米国の今後を左右する。

 11月3日の大統領選で1期目の審判を受けるトランプ大統領は16年の前回選挙前、貿易協定の見直しで政府債務を帳消しにできると述べていた。しかし、好況期なのに大規模な減税を進め、財政は悪化。コロナ危機が本格化する直前の2月時点で20年度の財政赤字は1・1兆ドルと見込まれ、政権発足時より大幅に悪化する見通しだった。

 実際の赤字額はコロナ危機で、この約3倍に膨らんだ。米財務省は財政赤字の国内総生産(GDP)比の公表を避けたが、米議会予算局の事前推計では16%に上り、過去50年間の平均3%に対して極端に悪い。

 見通しでは、財政赤字は経済の回復とともに一時は改善するものの、社会保障費の増加などで20年代後半から再び悪化を続け、41~50年度の平均は10・9%に達するという。

 ただ、足元では、コロナ危機に…

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