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 コロナ禍でもお年寄りに国際交流を楽しんでもらおうと、熊本市中央区の熊本YMCAで9月25日、シニア交流会があった。台湾南部にある高雄市の高雄YMCAとオンライン会議システムでつなぎ、日台の参加者が画面越しに互いの文化を紹介し合った。

 交流会には約30人が参加。お年寄りの健康維持をはかろうと考案された「マッスル体操」を毎週月曜日にしている人たちが中心で、大半は国際交流が初めてだという。

 オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を介して台湾の参加者がスクリーンに映し出されると、互いに手を振り、「こんにちは」「大家好(ダージャーハオ)」などと両国の言葉であいさつを交わした。

 熊本側はマッスル体操で行うステップを披露。高雄YMCAはポップ調の曲に合わせ、ダンスを約5分間披露した。腕を伸ばして回す動きが多く、スクリーンを見ながらまねする熊本の参加者もいた。

 今回の交流は、中国や台湾の伝統行事の一つである中秋節にちなんで開催。おしゃべり交流会では、台湾の参加者が「台湾では中秋節に文旦を食べますが、日本はどうですか」と質問。熊本側は「日本では家で料理して食べることが多いですが、台湾は外食が多いのですか」と尋ね、互いの文化の違いを体感した。

 3年前からマッスル体操に参加し、40代から中国語を勉強している熊本市の布袋律子さん(82)は「実際に交流してみると親近感がわく。機会があったら台湾に行きたい」と話した。(屋代良樹)