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 有明海でノリの種付けが解禁された18日、佐賀市沖では多くのノリ漁師の姿が見られた。それぞれ割り当てられた海域へ行き、ノリ漁船から小舟に移り、ロール状になった縦18メートル、横1・5メートルの網を手際よく海に張った。

 佐賀県有明海漁協によると、網にはノリの胞子がついたカキ殻がぶら下がり、そこから胞子が網に付いて育つ。網は30枚に重なっているが、成長につれてだんだん広げて最終的には1枚にする。網の半分は3週間ほどで陸揚げして冷凍し、冬場に再び張ると、二期作目ができるという。作業が一段落すると、漁師たちは「黒々としたノリができるように」と願いを込めて、海にぼた餅とお神酒を入れた。

 今夏は大雨や台風の影響で、漁港周辺に大量の土砂や流木が流れ込んだが、漁協や行政が撤去した。西久保敏組合長は「おかげさまで何とか漁期に間に合い、市や県、国に感謝する」と話した。(松岡大将)