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 関西電力の原発が来月、1基も動かない「稼働ゼロ」になる。亀裂や損傷が見つかって検査が長引いたり、テロ対策施設の完成が期限に間に合わなかったりしているためだ。ゼロの期間は1カ月半ほどが見込まれ、業績への影響は避けられない。老朽原発の再稼働問題などもあり、関電の原発事業はさらに厳しい運営を迫られそうだ。

 関電は福井県内に3原発計11基(4基は廃炉決定)を持つ。このうち大飯3、4号機と高浜3、4号機を稼働させてきたが、それぞれに問題が生じ、11月3日に大飯4号機が定期検査に入ると、すべての原発が停止することになった。

拡大する写真・図版関電大飯原発3号機(左)と4号機=2017年5月、福井県おおい町、加藤諒撮影

 高浜3号機は定期検査中に蒸気発生器の伝熱管2本に損傷が見つかり、検査を延長。新規制基準で設置が義務づけられているテロ対策施設の完成期限の8月までに再び動かす予定だったが、工事も遅れて、運転再開は12月22日にずれ込んだ。高浜4号機もテロ対策施設が期限に間に合わなかった。12月中に完成する見通しで、運転再開は来年1月25日の予定だ。

 今年9月下旬に再稼働予定だった大飯3号機も、配管の溶接部に長さ67ミリ、深さ4・6ミリの亀裂が判明。関電は国への報告は必要ないとの認識だが、「安全性を理解いただけるよう説明を尽くす」(広報)とし、原子力規制委員会の認可を経て運転を再開する方針を示してきた。調査を進めてきたが、配管を交換することとなり、定期検査が数カ月程度長引くことになった。

 こうしたなかで11月3日に大…

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