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 山口市の温泉施設「おんせんの森」(同市湯田温泉4丁目)で先月、休憩スペースから人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」が持ち去られ、施設がSNSで被害を訴えたところ、全国から200冊を超える漫画が寄付された。その後、持ち去ったと名乗る人から反省の手紙とともに全冊が返却された。

 施設の運営会社取締役の梅林威男さん(34)によると、「鬼滅の刃」1~20巻の計20冊がなくなっているのに気づいたのは9月25日。施設は警察には届け出ず、ツイッターで「誰かが道を踏み外しそうになったら皆で止めような」と作中のセリフを引用し、ぽっかり空いた本棚の画像とともに「コソっと元に戻して」と呼びかけた。

 このツイートが反響を呼び、東京や大阪、鹿児島、島根など全国から213冊の「鬼滅の刃」が届いた。梅林さんは「見ず知らずのこんなにも多くの人が送ってくれて本当に驚いた。1冊1冊に思いが詰まっている。語り尽くせないほどの感謝と感動があった」と話す。

 寄付した一人、東京都の会社員上田晃さん(31)は自宅にあった1~21巻のほか、最新巻が今月発売されると、その日のうちに購入して送った。「多くの人が読んでくれてこそ価値がある。コロナで観光業が苦しい中、少しでも助けになればという気持ちだった」

「明日には返却させていただきます」

 反響が広がる中、漫画を持ち去…

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