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 大統領選の不正疑惑への抗議が続くベラルーシで18日、日曜日ごとに行われている大規模デモが各地であった。治安当局は事前にデモ鎮圧のため銃器の使用もあり得ると警告したが、首都ミンスクでは数万人が参加し、強権体制を敷くルカシェンコ大統領の退陣を求めた。

 8月9日の選挙を受け、10週連続のデモ。参加者は反政権派のシンボルである赤と白の旧国旗を手に、軍、警察の特殊車両で封鎖された中心部を避けて工場や住宅が並ぶミンスク東部地域の大通りを行進。ルカシェンコ氏の退陣を求めるスローガンを連呼し、連帯を訴えた。

 前週11日のデモでは治安部隊が参加者に放水や音響閃光(せんこう)弾、ゴム弾などを浴びせ、700人以上を拘束したことから、18日のデモは抗議の意味を込め「パルチザンの行進」と名付けられた。デモはブレスト、ビテプスクなど各地で行われ、人権団体によると計200人以上が拘束された。

 大統領選でルカシェンコ氏の対立候補となり、選挙後国外に逃れたスベトラナ・チハノフスカヤ氏はルカシェンコ氏に来週日曜の25日までの退陣表明を要求。ルカシェンコ氏が応じなければ翌26日から全国的なゼネストが始まるとしている。(モスクワ=喜田尚)