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 財務省が19日発表した9月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額は前年同月から4・9%減の6兆551億円だった。米国向けが前年同期比で14カ月ぶりに増加に転じ、中国向けも好調だったことなどから、全体の輸出額の減少幅は4カ月連続で改善した。

 米国への輸出は前年同月比0・7%増。品目別では自動車が14カ月ぶりに増加に転じ、同19・1%増だった。中国向けは同14・0%増で2018年1月以来の伸びとなった。一方、EU(欧州連合)向けは同10・6%減と低水準が続いている。

 輸入額は同17・2%減の5兆3801億円。減少幅は8月より縮小したが、原粗油や液化天然ガスなどエネルギー関係が引き続き大きく減った。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6750億円の黒字。

 同時に公表された20年度上半期の輸出額は、前年同期比19・2%減の30兆9114億円で、上半期ベースの減少幅としては09年度以来の落ち込み。輸入額は18・1%減の32兆262億円。貿易収支は、1兆1148億円の赤字だった。(永田大)