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 7月11日夜、岐阜県瑞浪市にある大杉が倒れた。同日は大雨だったため、風雨が理由と考えられていたが、根の強度不足が倒木の原因だったことが神戸大学大学院教授らの研究チームの調査で判明した。倒木の原因を科学的に調査するケースはほとんどなく、チームは倒木の危険性や巨樹の管理方法を考える上で大きな成果があったとしている。

 大杉は瑞浪市大湫町の神社の境内に立っていた岐阜県天然記念物。高さ約40メートルで樹齢約1300年とされ、旧中山道・大湫宿のシンボルだった。その大杉が大雨が降った7月11日の夜に突然、北西側にある社殿と反対側に倒れた。これまで「大雨による自然災害」とされていた。

 なぜ大杉が倒れたのか、科学的に原因を究明しようと、神戸大学大学院の黒田慶子教授(森林保護学)と樹木医ら5人が研究チームを結成した。7月28日、大杉の樹木や根の状態について現地で調べた。

 調査によると、大杉が倒れたとき、幹を支える太い根はほぼ破断していた。

 大杉には太い根が少なく、根は枯死や、木を分解する腐朽が進んでいた。大杉の北西側は、社殿を建てた際に切断されたのか、太い根が少なかったこともわかった。また、大杉の西側と南側には池が二つあり、根は常に水に漬かった状況で腐っていた。

 幹の傷みも見つかった。大杉は最近では2004年5月に落雷の被害を受けている。いつの落雷の影響かわからないが、割れたり腐ったりしていた。

 黒田教授は「大杉は倒れる前か…

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