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 医療機関で予期せぬ死亡事故が起きた場合、その原因を調べ、遺族や第三者機関に報告する「医療事故調査制度」が始まって10月で5年を迎えた。報告数は年間300件台の横ばいが続き、伸び悩む。病院の調査が不十分という声や、調査するかは病院側が判断するため、調査の対象にもしてもらえないなどの訴えもある。

 東京都の会社員山本祥子さんの母、昌子さんは2015年11月、入院中の静岡県内の病院で亡くなった。68歳だった。初期の食道がんがわかり、抗がん剤治療を始めて16日目。病院は院内調査を始め、16年3月に祥子さんらに報告した。

 渡された書面はA4判3枚。死因は、白血球や赤血球が減る骨髄抑制や、多臓器不全と書かれていた。だがなぜそうなったのか記載がなく、納得がいかなかった。同月、祥子さんらは第三者機関の「医療事故調査・支援センター」に再調査を依頼し、16年12月、40ページの報告書を手にした。抗がん剤の副作用が通常よりも早く出たため、急変の予測は困難だったとしたうえで、病院には再発防止策を提言した。

 祥子さんは言う。「病院側は、…

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