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 1100万年前ごろに絶滅したとされる謎の多い哺乳類「デスモスチルス」を知ってもらおうと、産業技術総合研究所の地質標本館(茨城県つくば市東1丁目)で企画展が開かれている。11月1日まで。

 デスモスチルスは恐竜絶滅後の約1800万~1100万年前に北太平洋地域に生息した哺乳類。カバやワニに似た体形で、推定で全長約1・7メートル、体重約300キロ。19世紀後半以降、歯の化石などが相次いで発見され研究が進められてきたが、現代の生物には頭部の骨格などを比較できる似た動物がおらず、詳しい生態はわかっていない。

 展示では、普段は公開されていない1977年に北海道で発見された全身化石の頭や歯など6点やパネルで骨格の研究からわかった復元モデルや生態の説が紹介されている。

 友人3人と来場した筑波大1年の男子学生(18)は「100年以上研究されているのに、解明されていない部分が多いのは興味をそそる。太古のロマンを感じる」と話した。

 企画展は、午前9時半~午後4時半。月曜休館。無料で事前予約が必要。問い合わせは同館(029・861・3750)へ。(片田貴也)

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