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 会場に音声ガイドをつけたり、字幕を表示したりするなど、目や耳が不自由な人、車いすの人も楽しめる無料の「バリアフリー演劇鑑賞会」が11月15日、流山市文化会館ホールで開かれる。県立野田中央高校演劇部員が青春物のドタバタ劇を演じる。

 バリアフリー演劇鑑賞会は、2016年4月の障害者差別解消法の施行に合わせて始まった。県高校演劇第一地区(流山、柏、野田3市)に所属する5校が同年秋から毎年持ち回りで行い、野田中央高は2度目の出演になる。

 演目は「西口少年―そのときネギは青かった!2020―」。ある高校の同好会「電子工学部」の部長に彼女ができたことをきっかけに、自分にも彼女がほしいと思う他の男子部員たちを中心に、ドタバタの喜劇が演じられる。台本は20年ほど前、県立柏高校の2年生部員が作ったものだ。

 野田中央高演劇部で10年間顧問を務め、来春退官予定の国語教諭石山清貴さん(59)にとっては最後の演劇指導になる。「赴任当時の部員は1人でその秋の地区大会で一人芝居を教えたのが懐かしい。今年の部員は元気がよく優秀。楽しみにしてほしい」と語る。

 11人の部員たちは平日3時間、土日6時間の練習を欠かさない。部長の2年岩間瞬弥さん(16)は「劇って、みんなの努力の集合体。石山先生がいたからやってこられた。寂しいが、頑張りたい」と話す。

 会場では、視覚障害者にラジオとイヤホンを貸し出し、役者のせりふの合間には衣装のデザインや場面の様子などを説明して臨場感を演出する。聴覚障害者には字幕スーパーを提供する。台詞(せりふ)だけでなく、小鳥のさえずりや爆発音などの効果音がリアルタイムで表示される。車いすの人や補助犬同伴者にも必要なスペースを設ける。

 流山市教委と市社会福祉協議会の共催。参加無料。新型コロナ対策で、定員を200人程度に制限する。申し込みが必要で、市文化会館(04・7158・3462かファクス04・7158・3442、kouminkan@city.nagareyama.chiba.jp)へ。(青柳正悟)

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