偽フェンダー自作、販売疑いで書類送検 「好きだった」
著名なギタリストらも愛用する「フェンダー」のギターの偽物を売って商標権を侵害したなどとして、警視庁は20日、熊本県宇土市の美容師の男(44)を商標法違反(侵害とみなす行為)容疑で書類送検し、発表した。自作したといい、調べに対して「ギターの加工が好きで、趣味を生かして収入になるならと思ってやった」と供述。フェンダーを選んだ理由については「好きだった」と話しているという。
原宿署によると、男は2019年5月1日、フェンダー社が商標登録している「Fender」の文字が入った自作のベース1本を、ネットオークションで東京都港区の男性(当時38)に計2万4千円で売り、商標権を侵害した疑いがある。また、同年6月3日、東京都足立区の男性(同65)に同社のものと偽ったエレキギター1本を3万円で売った疑いがあるという。
男は同じ手口で、過去2年間に少なくとも30本のギターやベースを売っていた。オークションサイトから警告を3回受けていたが、出品をやめなかったという。
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