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 不倫関係の末に生まれた子に日本国籍を取得させるため、共謀して偽の認知届と国籍取得届を提出した3被告への判決が、静岡地裁富士支部であった。裁判所はいずれの被告にも有罪判決を言い渡した。裁判で改めて浮き彫りになったのは、身勝手な大人たちの行動で無国籍となっている子の存在だった。

偽装認知罪で3被告に有罪判決

 判決を受けたのは、韓国籍の趙(チョウ)仕朗(サーラン)(39)=静岡県富士宮市=、日本国籍の渡辺勇治(54)=富士市=、辻直樹(56)=函南町=の3被告。いずれも電磁的公正証書原本不実記録・同供用、国籍法違反の罪に問われた。

 12日、19日にあった判決で飯塚隆彦裁判官は、実行した趙被告と辻被告を懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)。主導した渡辺被告を懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)とした。

 判決などによると、3被告は共謀し、2018年9月、趙、渡辺両被告の子を辻被告が自らの子として認知する偽の届けを長泉町役場に提出。19年2月には、辻被告の子として法務局に国籍取得届を出した。妻帯者の渡辺被告が交際関係にあった趙被告から子の認知を求められ、知人の辻被告に偽装認知と国籍取得届の提出を求めた。

 趙被告は、13年11月にキャバクラの客だった渡辺被告と知り合い、その後、不倫関係になり、男児を出産。息子が日本国籍を得られるよう渡辺被告に認知を求めたが、渡辺被告は家族に不倫関係を隠すため、「(本妻との)子どもが大学を卒業する4年後に認知する」と応じなかったという。

 初公判に泣きながら入廷した趙…

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