[PR]

 1949年の火災で焼損した奈良の世界遺産・法隆寺の金堂壁画を保存している収蔵庫で、将来の一般公開に向けて温度や湿度などを測る環境調査が実施された。文化庁と朝日新聞社の協力で寺が設けた「法隆寺金堂壁画保存活用委員会」(委員長=有賀祥隆・東京芸術大客員教授)が20日発表した。

 収蔵庫はコンクリート造りで、52年に金堂とは別の建物につくられた。焼損した壁画をはじめ、焼けた柱や壁もそのまま配置した。原則非公開だが、保存活用委員会が昨年、将来的に一般公開をめざすと明らかにした。ただ、公開時期や見学者の人数、耐震性などの課題が残る。

 発表によると、これまでの調査では、7~9月は収蔵庫への入室が難しいとされてきた。収蔵庫に入った人から出る水蒸気などで温度や湿度が変わるほか、そもそも収蔵庫内の夏場の湿度が高く、壁画にかびが発生する恐れなどがあるからだ。

 だが、昨年7~10月、収蔵庫に入る人数や時間を制限した状態で、複数回にわたって温度や湿度を測ったところ、大きな影響が出ないことが確認された。調査した日の多くで、収蔵庫より外気が乾燥していたため、換気することで庫内の湿度を下げられたという。

 委員会の保存環境ワーキング・…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら