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 大分県佐伯市役所に手を触れずに自動で手指消毒液を噴射する装置がお目見えした。同市鶴谷町2丁目の日本文理大学付属高校(田中英明校長、生徒数490人)の発明クラブの生徒3人が新型コロナウイルス感染対策の用具として開発した。

 装置を作ったのは、いずれも発明クラブのメンバーで、情報技術科2年の柴田雄斗さん(17)、同1年の大石敏登(はやと)さん(16)、同1年亀井彪斗(ひょうと)さん(15)。9日に市役所西玄関に設置。1カ月ほど市民に使ってもらい、装置の改善点などを調べる計画だが、現在、装置は県発明くふう展に出品中。終わり次第、改めて市と相談して設置する予定という。

 きっかけは約1カ月前、同クラブ顧問の安東慎一郎教諭(56)の提案だった。一般の消毒液は、使う際には指や手でポンプに触れなければならない。感染防止のために何かできないだろうか――。安東教諭自身が市役所を訪れた際、出入りする市民がポンプに触れて消毒液を使うのを見て思いついたという。

 3人は学んできた技術をいかし、試行錯誤を重ねてセンサーが手の接近を感知すると、モーターを駆動させてポンプが消毒液を噴射する仕組みを完成させた。連続して使っても、単3電池6本で1日もつという。

 柴田さんは「手が直接、触れないようにセンサーを使って工夫しました」。大石さんは「珍しい装置なので、消毒に関心を持ってほしい」と述べた。また、亀井さんは「佐伯市は年配の人が多い。消毒に力を入れて、コロナをなくしてほしい」と話した。(佐藤幸徳)