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 筑波大(茨城県つくば市)は20日に学長選考会議を開き、来春に任期満了を迎える永田恭介学長(67)の再任を決めたことが、関係者の話でわかった。これまで学長任期は最長6年だったが、学内規則の変更で上限が撤廃され、国立大学協会長も務める永田氏に、前例のない長期のかじ取りを任せることになった。

 同大は21日に結果を公表し、選考会議の河田悌一議長と本人が記者会見する。

 選考会議は、永田学長が産学連携に取り組んで積極的に大学改革に努めるなど、強いリーダーシップを発揮してきたことを評価したとみられる。

 永田氏は2013年4月に、任期途中で病気で退いた前任者を継いで学長に就任。例外的に8年間の在任が認められていた。今回の学長選で、学内規則の変更で上限6年の学長任期が撤廃されたほか、常勤教職員による意向調査投票も廃止された。選考会議メンバーも永田氏が任命していた。このため、教職員の間から「現職の続投ありきの手続きが進められている」と不満が噴出し、公開質問状や選出の延期を求める要求書が送付されたりして学内が紛糾していた。

 永田氏の新たな任期は同4月1日から3年間。永田氏は19年6月から国立大学協会長を務めている。(庄司直樹)