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 地元でとれた小麦を使ったビールを、横浜市青葉区青葉台1丁目のベーカリーカフェ「コペ」店主の奥山誠さん(51)らが商品化した。地産地消にこだわる活動の一環で、新型コロナウイルスによる逆風にあえぐ地元飲食店などで、23日に「解禁」される。

 その名も「Angel(エンジェル) With(ウィズ) Blue(ブルー) Wings(ウイングス)」。知的障害者の自立支援のため、農薬を使わない農産物づくりに取り組む青葉区の社会福祉法人グリーンが育て、収穫した小麦を原料の一部として使っている。

 奥山さんがグリーンの小麦と出会ったのは2、3年前のこと。地元産の小麦粉を練って焼いたパンは、想像以上においしかった。

 この小麦をいかしてパン以外でも地産地消を進め、地域おこしにつなげられないかと考えた。うどん店やイタリアン、洋菓子店など様々な知り合いに声をかけて商品化を後押し。小麦でビールもつくれることに気付き、「青葉区」にかけた「青麦(あおばく)」というブランドで商品化することにした。

 醸造は横浜市緑区の「TDM 1874 Brewery」に委託。オレンジピールが入り、さわやかで飲みやすい味わいに仕上がった。350ミリリットル缶入りで約1千本分を製造。ラベルのデザインは青葉区のデザイナー田原雅(まさる)さん(48)が担当し、ラベル貼りは青葉区で障害者が就労する事業所を運営するNPO法人エキープに頼んだ。

 できた青麦ビールは地元の飲食店に卸し、23日から提供される。実勢価格は800~1千円ぐらいになる見込み。田原さんは「コロナ禍でイベントがやりにくいが、各店でビールにあわせた特別メニューなどを考案してもらい、少しでも店の売り上げ増につなげてもらえたら。楽しい街が戻ってきてくれたらいいね」。奥山さんは「ビールの背景にある地産地消への思いも味わって欲しい」と話す。

 ビール取扱店はホームページ(https://aobakomugiproject.wordpress.com/別ウインドウで開きます)で。(末崎毅)

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