山下寛久
新型コロナウイルス対策の持続化給付金の詐取事件が全国で相次ぐなか、愛知県警が相談を受けた申請者の半数以上が10~20代の若者だった。捜査関係者への取材で分かった。「性善説」に基づく制度が、多くの若者にとって「甘い汁」に映っていた。(山下寛久)
「不正受給をした」
「誘われて不正をしそうになった」
愛知県警には6月8日~10月16日、申請者252人分(未遂や未申請者も含む)についてこうした相談があった。
捜査関係者によると、4分の3近くが本人から、ほかは親族や知人らからだった。
年齢別では20代が140人で半数以上を占めた。10代(22人)を加えると6割を超える。30代は21人、40代は20人だった。
職業別では大学や専門学校などの学生が66人、会社員が70人と、それぞれ約4分の1を占めた。学生には定時制高校の10代の生徒1人も含まれるという。
学生からの相談は、愛知大の男子学生2人が不正受給を指南した疑いで逮捕された9月29日を境に急増。1日あたりで3倍超のペースになったという。
捜査関係者は「不正受給が若い…
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朝日新聞社会部