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 昨年7月の参院選をめぐり、公職選挙法違反(加重買収など)の罪に問われた元法相で衆院議員の河井克行被告(57)が20日、計5人の弁護人を新たに選任したことがわかった。克行議員が9月に弁護人を解任し1カ月以上審理が中断していたが、今後は新弁護団が裁判所や検察と協議し、近く審理が再開するとみられる。克行議員は引き続き無罪を主張する方針。

 克行議員と妻で参院議員の案里被告(47)の公判は8月、夫妻一体で始まったが、克行議員が9月15日に6人の弁護人全員を解任した。関係者によると、新弁護団には、解任した弁護人のうち4人と別の弁護士1人の計5人が就くという。克行議員は、計約2900万円を地元議員ら100人に配ったとして起訴されていた。

 東京地裁は現在、夫妻の公判を分離して案里議員の審理だけを進めている。克行議員は、案里議員の公判の証人として22、23、28日に出廷することが決まっている。

 刑事訴訟法は、法定刑の上限が3年を超える懲役や禁錮にあたる事件を審理する場合、弁護人がいなければ裁判を開けないと定めている。克行議員が問われた加重買収罪はこれにあたるため、公判が中断していた。