拡大する写真・図版子宮がない 家族の選択

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生まれつき子宮と腟が欠損している女性たちがいる。約4500人に1人。がんなどで後天的に子宮を失った女性もいる。20~30代で国内に推計5万~6万人。子宮がない女性たちは、子を持つという選択とどう向きあってきたのだろうか。

 「子どもがいない分、犬をかわいがっているかな。寝るときも私と夫の間に犬がいて川の字」。東京都内に住む女性(38)は、そう言ってほほえんだ。20代で子宮頸(けい)がんが見つかり、子宮を摘出した。

拡大する写真・図版夫と愛犬と。3人で仲良く暮らしている=東京都内

 25歳の時、ふと、おりものに違和感を感じた。色が白ではなくてベージュ。少し腐ったような臭いもした。月経痛で不定期に通っていた婦人科で検査を受けると「子宮頸がんの疑い」と言われた。

 近所の病院で詳しい検査を受け、さらに子宮温存療法で実績のある大学病院を紹介された。検査入院の結果は、やはり子宮頸がん。卵巣は温存できるが、子宮は摘出する必要があるという。

 「どうしてもですか?」。医師…

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