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 ANAホールディングス(HD)の2021年3月期の最終的なもうけを示す純損益が5千億円前後の赤字(前期は276億円の黒字)になりそうなことが21日、わかった。過去最大の赤字となる見通し。27日に予定する決算発表で、これまで未定としていた通期の業績予想を発表する。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、国際線は前年から9割程度の減便が続いている。国内線は6月以降回復基調にはあるものの、依然例年通りの需要には遠い状況だ。

 ANAHDは財務基盤の強化を急いでいる。6月までに銀行借り入れや融資枠の増額などで1兆円超の資金を確保した。さらに、劣後ローンによる4千億円の追加調達も固め、27日に発表する見通し。人件費については賃金カットや一時金(ボーナス)の削減で、年収で平均3割減となる削減策を労働組合に提案している。