コロナ禍で困窮する19歳のシングルマザーの女性の様子を伝えた記事「19歳ひとり親 『ご飯ない』と検索」(18日付朝刊1面掲載)に、150件以上の反響が電話やメールで寄せられました。ほとんどが女性の状況を心配し、支援を申し出る内容でした。その一部を紹介します。
「頼れる親戚もなく、育休復帰も断られそうという内容は、同い年の子どもを抱える者としてとても見逃せる記事ではありませんでした」。昨年第1子が生まれ、子育てに奮闘中という宮崎県の女性は「何か私にできる支援はないかと思いご連絡した次第です」との声を寄せた。神奈川県の女性からは「この方にベビー用品や食料品など送ってあげたい」との声もあった。
東京都の男性は「コロナの感染拡大による廃業や失業で貧困層が拡大していることは想像にかたくない」とつづり、「私は一人暮らしの高齢者で、人と話す機会も少なく、退屈な毎日を送っていますが、貧困の一歩手前に踏みとどまっています」として支援を申し出た。
記事の女性と同じように親から虐待を受けたという愛知県の女性は「虐待を受けた人間は自分たちは悪くないのにたくさんの心の傷を背負って生きています。まだ世の中はそうした事実に寛容ではなく、記事の通り『あなただけがしんどいんじゃない』などと言われてしまいます」とし、「一日でも彼女が不安なく過ごせる日があることを祈っています」と結んだ。
本人「ありがとうございます、でいっぱい」
生活保護など公的支援を受けるべきだとの提案も複数あった。ただ、女性は実際に何度か役所に苦しさを伝えていたが、詳しく聞き取ってもらえず、「自分で何とかするしかないと思った」という。
新生児訪問で訪れた担当者に…