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 家族を亡くした遺族に求められる手続きの負担を少しでも減らそうと、秋田県能代市が、専用窓口「ご遺族支援コーナー」を設けた。担当課ごとに移動して申請しなければいけなかった手続きをできるだけ一本化し、ワンストップ化する。市によると、自治体が遺族支援に特化した窓口を設けるのは盛岡市などに例があるが、県内初という。

 能代市によると、遺族が市役所でおこなう手続きは最大38項目。世帯主の変更や農地相続の届け出、介護保険被保険者証の返納など、担当課も多い。そこで市は約240万円かけて、うち33項目を専用窓口で済ませられるよう環境を整備。担当課に出向く必要がある場合も、職員が付き添って手続きを手伝う。

 窓口は市役所本庁舎1階の市民保険課内に設けられた。予約制で希望日の2営業日前までに電話(0185・74・9031)で申し込む。市は市役所以外で必要な手続きも一緒にまとめた冊子を用意。死亡届を出しに訪れた遺族に手渡して、専用窓口の連絡先を伝えている。

 斉藤滋宣市長は「悲しみにくれる遺族にとって、煩雑な手続きは負担になる。可能な限り簡略化して遺族に寄り添いたい」と話している。(佐藤仁彦

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