宋光祐
中国国境に近い、ベトナム北部ランソン省。新型コロナウイルスで影響を受けた国境貿易の現場を見ようと、中国との国際列車が発着するドンダン駅に向かった。北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が昨年2月、米朝首脳会談が開かれるハノイへと向かう途中に、特別列車で降り立った場所だ。
コロナ対策で中国との往来が制限されており、駅は閉鎖されていた。ガラス張りの自動ドア越しに駅舎の中をのぞくと、赤じゅうたんが敷かれた特設スロープが目に入った。笑顔で右手を大きく掲げる正恩氏の等身大パネルまであった。
職員に頼んで構内に。壁には正恩氏が到着した時の写真が飾られている。その数、20枚以上。歴史博物館さながらで、コロナがなければ観光客が訪れていたのだろう。
写真を眺めつつ、ベトナムとい…
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朝日新聞国際報道部