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 私たちは見えていますか――。新型コロナウイルスの感染拡大によって日常を奪われた1人の学生が、政治家に思いを伝えた。あきらめ半分でも、大きな声じゃなくても、何かが変わる時がある。政治に声は届くのか。26日、臨時国会が始まる。

 神奈川県の私立大学3年の辻昌歩(あきほ)さん(21)は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、イベントのアルバイト収入がなくなり、突然、生活が苦しくなった。

 両親から仕送りは受けず、アルバイト代と奨学金でまかなっていた。掛け持ちしていたもう一つの塾のバイト代は、毎月、家賃と食費であっという間に消えていった。

 「野垂れ死にだ」「自粛できるのは貯金がある人だけ」……。どうにもならない焦りをインターネットの中でつづった。

 それを見た大学の先輩のつてで、4月、立憲民主党のウェブヒアリングに参加しないかと声を掛けられた。政治家のアピールなんじゃないかと疑心暗鬼になりつつも、「これで変わらなかったら、本当最悪だな」とも思った。バイトの合間に参加した。

 代表の枝野幸男氏や蓮舫氏らに対し、参加した学生たちが窮状を訴えていた。

 蓮舫氏が言った。「家計が急変した家庭の学生への支援は、授業料減免の7億円のみ。リアルじゃない」

 辻さんが画面に向かって手を挙げたのは、そのときだった。

 「『家計が急変した』っていうのは、私には当てはまらないです」

 オンラインの会議だが、空気が静まりかえったのがわかった。

 それから自分の状況を語った。…

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