[PR]

 米中対立の激化に伴い、中国から台湾への軍事的圧力が増大している。今年、台湾海峡の中間線を越えて近づいた中国軍機は過去30年で最多となり、最新鋭戦闘機の接近も確認された。世論の不安が高まる中で、蔡英文(ツァイインウェン)政権が対応に追われている。

 台湾メディアによると、蔡政権は今月7日、軍の組織を再編し、2022年1月に「防衛動員署」を新設すると立法院(国会)に説明した。台湾海峡の有事に備える目的だ。

 台湾には徴兵制があり、18年に兵役期間が1年から4カ月に短縮された。現在は除隊後8年以内は予備役として訓練を受けるが、22年にはその対象を除隊後15年以内に拡大する。有事の際は、現役兵約21万人と合わせ、計約50万人を動員できるようにする計画という。

 背景にあるのは、中国からの軍事的な脅威の高まりだ。台湾国防部(国防省)の立法院での説明では、今年、台湾海峡の中間線を越えた中国軍機は延べ49機で、過去30年で最も多かった。また、200機を超す中国軍機が台湾西南の防空識別圏に入り、台湾周辺海域を航行した中国軍艦艇は1千隻超に上ったという。

 台湾空軍の元中将で、国防大学…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら