企業や団体が連携、介護予防目指す 千葉県成田市が教室
福田祥史
千葉県成田市が高齢者の介護予防の新たな取り組みを始めた。単一メニューの教室ではなく、企業や団体が連携し、複数のプログラムを同時に提供する。認知症や心身の活力が低下するフレイル(虚弱)のリスクを下げ、住み慣れた地域で暮らし続けられる社会を目指す。
市はこれまで、健康体操やヨガ、音楽療法など、プログラムごとの介護予防教室を開いてきた。だが、一つのメニューしかないと、合わない人は参加しなくなるほか、効果も検証しにくいという課題があった。
新しく始めた「人生カッコよくプロジェクト」は、軽めの運動▽強めの筋力トレーニング▽脳に刺激を与える運動のシナプソロジー▽タブレット端末を使った認知トレーニング(脳トレ)▽認知症とフレイルの予防講義▽事故防止講義の6プログラムを、毎回短時間ずつ実施する。参加者は関心のあるプログラムだけに取り組むこともできる。
プロジェクトは、認知症専門…