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 大阪地検岸和田支部に出頭後に車で逃走し、検察事務官をはねてけがをさせたなどとして公務執行妨害と傷害、犯人蔵匿教唆などの罪に問われた野口公栄被告(50)の判決が22日、大阪地裁であった。松田道別(ちわき)裁判長は「収容を免れるための犯行で責任は重い」として、懲役2年6カ月(求刑懲役4年6カ月)を言い渡した。

 判決によると、野口被告はひき逃げ事件で収容予定だった昨年10月、同支部に出頭したが、庁舎を出た路上で長男(31)=公務執行妨害などの罪で実刑確定=運転の車に乗って逃走。制止しようとした検察事務官2人をはねて負傷させ、知人の女(63)=犯人蔵匿などの罪で実刑確定=に依頼し、女の長男宅に自身をかくまわせた。

 弁護側は被告と長男との共謀を否定したが、判決は被告が乗車した際「逃げて」と発言したなどとして共謀の成立を認定した。(米田優人)