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 コミックマーケット(コミケ)をコロナ禍から守ってください――。こんな政策提言を超党派の議員連盟が22日、首相官邸で坂井学官房副長官に手渡した。議連会長の古屋圭司衆院議員(自民党)は「コミックマーケットに象徴される同人誌の展覧会はほとんど開けず、深刻な状況」と記者団に訴えた。

 提言したのは「マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟」で、通称「MANGA議連」。コロナ禍で同人誌即売会の中止が相次ぐなか、感染防止対策のガイドライン策定や、収容制限に応じた会場費の減免などを政府に求めた。また、インターネット上で急増している海賊版の対策強化の必要性も指摘した。坂井副長官は対応を検討する考えを示したという。

 提言では、コミケなど同人誌即売会を「MANGA文化に親しむ人々の交流の場」「次代を担う新たなクリエーターを生み出すゆりかご」と指摘。「年間約1千回に及ぶ同人誌即売会は経済活動としても重要な意義を有している」とした。

 議連では、漫画やゲームに関する資料を収集、保管し、情報発信する「メディア芸術ナショナルセンター」を新設するための法案も準備しており、26日から始まる臨時国会への提出をめざしている。(西村圭史)