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 歌舞伎役者の中村獅童さんが、大分県のブランド牛肉「おおいた和牛」のPR大使に任命された。肉好きであることや、歌舞伎の伝統と同様に和牛にも歴史があることから県が依頼したところ、「縁もゆかりもないんですけど、惚(ほ)れちゃいました」と快諾。20日に公開された動画や都内でのトークショーなどでPRする。

 動画は2本でいずれも約2分。うち1本では、「おおいた和牛推し隊長」の獅童さんが東京のフラッグショップで地獄蒸しのおおいた和牛などを食べ、「歌舞伎はマイクを使わないためにのどのケアが大事。牛肉が良いと言われていて、人によっては朝からステーキを食べる」などと語る。

 県畜産振興課によると、おおいた和牛は、県内で飼育された黒毛和牛の肉で、5段階の肉質等級の上位の4、5等級のもの。コメやビールかすを餌に与え、おいしさを追求しているという。2018年にブランド化された。

 獅童さんはおおいた和牛のWEBサイト(https://oita-wagyu.jp別ウインドウで開きます)や羽田空港と大分空港に掲示する看板にも登場。県は飲食店や自宅でおおいた和牛を食べ、インスタグラムに投稿すると抽選で肉などが当たるキャンペーンも展開する。

 新型コロナウイルスの影響で、飲食店での消費が減退し、県内の枝肉価格も一時は大きく低下。子牛の価格は昨年と比べて1割程度下がった状態が続いているという。県の担当者は「獅童さんの起用で認知度を向上させ、多くの方に味わってもらい、消費拡大につなげたい」と話している。(中島健)