アメリカ大統領選挙まであと10日余り。共和党のトランプ大統領(74)と民主党のバイデン前副大統領(77)による2回目のテレビ討論会が、22日夜(日本時間23日午前)に開かれました。9月に行われた初回の討論会はののしり合いが続く泥仕合に終わったことから、今回は冒頭部分で相手候補のマイクを切る異例の措置も導入されました。投票前最後となる直接対決はどんな展開を迎えたのか――。タイムラインで詳報します。
President @realDonaldTrump Won Tonight’s Presidential Debate Hands Down! Congratulations Mr. President! #MAGA :米国の旗:
— Mike Pence (@Mike_Pence) October 23, 2020
副大統領のマイク・ペンス氏が、トランプ氏の「勝利」を宣言。「今夜の討論はトランプ大統領の圧勝だった。おめでとう!」
拡大する米テネシー州ナッシュビルで22日、討論会に臨んだトランプ氏(左)とバイデン氏=AFP時事
米CNNの分析によると、今回の討論会での発言時間はトランプ氏が41分16秒、バイデン氏が37分53秒でトランプ氏の発言時間の方が約3分間長かった。
If you’re checking your watch in a debate you’re getting pummeled. Joe was just wanted out of there. He’s tired.
— Donald Trump Jr. (@DonaldJTrumpJr) October 23, 2020
If Joe doesn’t have the energy to go 90 minutes how could he possibly run the country??? pic.twitter.com/wSKK9l7aT3
トランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏が、バイデン氏に対し皮肉たっぷりのツイート。「討論中に腕時計を見るのは、打ちひしがれているからだ。ジョーは討論から下りたがっていた。彼は疲れているのだ。90分踏ん張る体力もないのにどうやってこの国を率いるつもりだ?」
Folks, I just stepped off the debate stage, and I’ve never been more fired up and ready to win this election.
— Joe Biden (@JoeBiden) October 23, 2020
Now, I need your help — chip in to keep tonight’s momentum going through Election Day: https://t.co/9lrG3uFUIx
討論を終えたバイデン氏がツイート。「討論台から下りたが、かつてないほど燃えている。選挙に勝つ準備はできた」。その上で「今日の勢いを投票日に持ち込むため」として寄付を呼びかけ。
今回の討論会について、ロサンゼルス・タイムズはトランプ、バイデン双方とも有権者の投票動向を大きく変えるような内容はなかった、と評価。NBCテレビでは「ちゃんとした討論会だった」などとコメントされています。 https://t.co/4A2TRSw9nq
— 鵜飼 啓 (@s_ukai) October 23, 2020
ニューヨーク特派員のツイート。ロサンゼルス・タイムズ「投票動向を大きく変える内容なし」。NBCテレビ「ちゃんとした討論会」
討論会終了後、米CNNのキャスターは「今回はまとまりのあるディベートだった」と評価。英BBCは今回の討論会の勝者は「ミュート(消音)ボタンだ」と締めくくった。
拡大する米テネシー州ナッシュビルで22日、討論会を終えて妻のメラニア氏と並ぶトランプ米大統領(左から2人目)と、妻のジル氏と抱き合うバイデン前副大統領(右)=AFP時事
バイデン氏は討論会が終わるとすぐに黒色のマスクを着用。一方のトランプ氏は終始マスク姿を見せなかった。両氏の妻はそれぞれのドレスに合わせてコーディネートした色や柄のマスクをつけていた。
Tonight, @JoeBiden not only won the debate—he took a stand against Trump and all of the harm this administration has caused. Join us in this fight by adding a donation:https://t.co/NBGK8d5nTq
— Kamala Harris (@KamalaHarris) October 23, 2020
民主党の副大統領候補カマラ・ハリス氏、ツイッターでバイデン氏の討論会での「勝利」を宣言。「今夜、バイデン氏は単に討論に勝っただけではないーートランプ氏と彼の政権がもたらした全ての害悪との対決を制したのだ」。民主党陣営への寄付を呼びかけることも忘れず。
トランプ氏は「バイデン氏が大統領になれば経済が停滞し、アメリカに悲しい日々が訪れるだろう」と最後までバイデン氏を批判。一方、バイデン氏は「私に投票した人、しなかった人も関係ない。私はあなたたち全員を代表するアメリカ大統領になる」と語り、最後の討論会は幕を閉じた。
最後は面白い質問だ。「大統領就任式の演説では、自分に投票しなかった国民に対して、どのようなメッセージを発するか」。日本の首相にも問いたい質問でもある。
— 沢村 亙 Wataru Sawamura (@wsawa) October 23, 2020
米大統領選の討論会、最後の質問は「自分に投票しなかった国民にどんなメッセージを?」。アメリカ総局長は「日本の首相にも問いたい」とツイート。
Why does Biden keep looking down as though he has pre-written notes? Can he not remember the basics of the policies he’s trying to explain?
— Donald Trump Jr. (@DonaldJTrumpJr) October 23, 2020
Look at him reading all of these things from notes!
トランプ氏長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏が、討論中のバイデン氏を中傷するツイート。「なぜバイデンは事前に書いたメモでも読むように下ばかり向いてるんだ?自分が説明している政策の基本も覚えられないのか?」
人種問題がテーマの議論で、トランプ氏は、バイデン氏がロシアから多額の金を受け取っているとして「汚職にまみれた政治家だ」と主張したり、「ロシアロシアロシア」と連呼したり。論点をずらしてバイデン氏の批判を繰り返す場面も。
Donald Trump launched his campaign with hateful attacks against immigrants. Then he:
— Kamala Harris (@KamalaHarris) October 23, 2020
Enacted the Muslim ban.
Demanded funding for a wasteful border wall.
Separated children from their parents at the border.
This is who he is. He must be voted out.
移民問題についての討論を受け、民主党副大統領候補のカマラ・ハリス氏がツイート。「トランプ氏は、憎悪に満ちた移民攻撃で前回大統領選を戦った揚げ句、イスラム教徒を入国禁止、無駄な国境の壁の予算を要求、国境で子どもたちを親から隔離。これこそがこの人物の正体だ」
民主党の政策について「我が国に…
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朝日新聞国際報道部