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 新型コロナウイルス対策として、「持続可能な那須塩原市観光モデル」の確立を目指す栃木県那須塩原市は、PCR検査付きの旅行商品を販売している宇都宮市の旅行会社「うつのみや観光」と、業務連携の覚書を締結した。「安全」に配慮しながら、市内への誘客をめざす。

 同社は、PCR検査を組み込んだパック旅行や日帰りツアーの商品を販売している。客が旅行を予約すると、自宅に検体(唾液(だえき))採取用の容器が届く。旅行の5日ほど前までに検体入りの容器を同社へ返送すると、2日程度で検査結果が通知される。客が旅行前に検査することで、客自身と受け入れる施設の双方が安心できる仕組みだという。

 検査費用は約1万5千円だが、市は当面、市内への旅行客1人あたり3千円で検査できるよう、100人分の補助をする方針。「Go To トラベル」適用とも合わせれば、客の負担分はかなり軽減されるという。

 渡辺美知太郎市長は「コロナ禍のなかで、新しい旅行のスタイルの先駆けになるだろう」と期待する。同社の原賢一社長は「PCR検査を受けることで、観光地へ迷惑をかける危険性が減る。旅行の安心、安全の『見える化』にもつながっていくはず」としている。(池田敏行)