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 元秘書への暴行罪で略式起訴された石崎徹衆院議員=比例北陸信越ブロック=が22日、自民党に離党届を提出し、承認された。議員辞職は否定したが、次期衆院選への立候補については態度を明確にしなかった。

 石崎氏は22日午前、自民党本部を訪れ、幹事長室に離党届を提出。午後の党紀委員会で離党が承認された。提出直後の朝日新聞の取材に「事務所内の件で大変ご迷惑をおかけしたことと共に私なりのけじめとして提出した。(略式起訴から)3日間熟慮を重ねた」と説明。一方、「職務を全うしたい」と議員辞職は否定し、次の衆院選に無所属で立候補する可能性については「今後改めて伝える機会を設けたい」と話した。

 石崎氏はこれまで「信頼回復を図る」などと離党を否定してきた。だが、略式起訴された翌日の20日に林幹雄幹事長代理、21日に野田聖子幹事長代行らと面会し「時間をかけずに考えたい」などと話していた。

 昨夏から石崎氏への厳しい処分を求めていた県連の小野峯生幹事長は、もっと早期に処分すべきだったとした上で「暴行事件はあるまじき行為。説明責任を果たし、議員辞職をして欲しい」と述べた。県連はすでに石崎氏に代わる新潟1区の候補者として塚田一郎・前参議院議員を選び、党本部にも報告している。会長の高鳥修一衆院議員(新潟6区)も「支部長選任問題がようやく前進する。党本部で手続きが進むように取り組みたい」とコメントを出した。

 石崎氏は2012年の衆院選の公募で選ばれた。石崎氏が支部長を務めていた新潟支部(新潟市)の幹部は「その場では人間性は分からないが、政治家としての資質を見誤ったところはあるかもしれない」と述べた。

 暴行を受けた元秘書は「本当は(事件が発覚した)1年3カ月前に出すべきだった。とにかく反省して欲しい」と話した。(杉山歩)

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