[PR]

 愛媛県伊予市が、同市中山町中山の栗の里公園で飼育しているシカの譲渡先を探している。施設の老朽化などから頭数調整が必要になったため。「幸せに暮らせる場所を見つけてあげたい」という。

 公園のシカは旧中山町が飼育を始め、2005年の合併後、伊予市が引き継いだ。山あいの約1ヘクタールの傾斜地を柵で囲み、約40頭を飼育して公開。公園内には宿泊施設や遊具広場があり、訪れた客が自動販売機で買ったエサをシカに与えることもできる。

 しかし数年前から、増えたシカが草を食べ尽くして土砂が流出する恐れがあり、数の調整が必要という声が出始めた。オスの去勢手術をしたが、うまくいかず、施設も老朽化したため、市は譲渡先を募ることにした。

 対象は、責任を持って飼育できる法人や団体で、個人は対象外。自然に戻さないという誓約書の提出も求める。市の担当者は「譲渡後の飼育計画を確認してから引き渡すなど責任は果たしたい。シカを幸せにしてくれるお話を待っています」と話している。問い合わせは市経済雇用戦略課(089・982・1120)へ。(天野光一)