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 滋賀県草津市にある立命館大のびわこ・くさつキャンパス(BKC)の情報理工学部・研究科の県外移転が決まったことを受け、県と市、大学の3者が22日、BKCの将来構想について意見交換した。地域社会の課題を解決する研究拠点を目指すことで合意した。

 大学は2024年、情報理工学部・研究科を大阪府茨木市に移転させる。BKCは1994年に開設されたが、土地取得などで県と市が計135億円を補助した。およそ1万5千人の学生のうち約2400人が移る見通しで、県と市は地域経済への影響を懸念する。

 三日月大造知事と橋川渉市長、学校法人立命館の森島朋三理事長が大津市内で話し合った。文理融合の新領域の分野を研究したり、新しい企業を立ち上げたりする拠点とするアイデアが出され、3者で協力することを確認した。一方、県と市が求める新学部設置について具体的な言及はなかった。

 立命館の森島理事長は、意見交換後の記者会見で「少子化の中、学生数を追求するのではなく、質の高い教育で優秀な学生を育てることが使命。大学と地域が連携する活性化策で県民や市民に応えていきたい」と話した。(安藤仙一朗)

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