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  白髪を染めない「グレーヘア」の流行など、「ありのままの自然体が美しい」というメッセージが増えています。そんな動きを肯定的にとらえる一方で、いざ自分のこととなると簡単には踏み出せません。呪縛の正体は何か、どうしたら解放されるのか。プラスサイズモデルとして活躍する吉野なおさん(34)に聞きました。

拡大する写真・図版プラスサイズモデルの吉野なおさん

 ――小さい頃からぽっちゃり体形が、コンプレックスだったそうですね。

 「その通りです。でも、20代半ばの頃、アルバイト先でたくさんの人の写真を見る機会があったんです。太っている人も、痩せている人もみんないい笑顔で笑っていました。そのとき、『やせたい』ばかり考えている自分は何になりたいんだろう、自分の体形を受け入れて生きたらどんな風になるんだろう、と思ったんです。それから少しずつ『ありのままの自分がいい』と思えるようになっていきました」

 ――具体的には、どう変わりましたか?

 「それまでは、口に入れるもののカロリーや栄養素をいちいちチェックして、食べるものを決めていました。そういうことを一切やめて、『今、自分が食べたいもの』を食べるようにしました。『痩せたら、着よう』と思ってずっと持っていた服も全部捨てて、自分サイズの服を新しく買いました」

 ――そして、プラスサイズモデルになった。

 「モデルになって、長年自分が『いやだ』と思っていたものが受け入れられる世界があることにまず驚きました。それまで太っている人の写真というと、ダイエット広告の『before』みたいなネガティブなイメージでした。でも、雑誌の撮影を通じて、きれいにも、かわいくもなれるんだと知りました。今は自分の体が大好きです」

拡大する写真・図版吉野さんが「同じ体形でも、表現方法によって印象が変わることを示すために撮った」という写真

インタビューの後半では、コンプレックスを生み出す背景や、美意識について社会が変わる必要性について、吉野さんの考えを聞いています。

 ――私も「ありのままの自分」を受け入れたいのですが、いざやってみようと思っても、なかなかできません。

 「私のファンの方であっても、…

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