[PR]

 23日午後5時50分ごろ、大阪市北区の阪急大阪梅田駅近くの商業施設「HEP FIVE(ヘップ・ファイブ)」の出入り口付近で、男女2人が倒れていると通行人から119番通報があった。大阪府警によると、男性はまもなく死亡が確認され、女性は意識不明の重体。府警は男性が施設の屋上から飛び降り、路上にいた女性にぶつかったとみて状況を調べている。

 曽根崎署によると、女性は兵庫県加古川市の大学2年生(19)で、知人と現場付近を歩いているときに、落下してきた男性とぶつかったとみられる。男性は大阪府内の府立高校生(17)で、施設の屋上に置かれていたバッグに学生証があり、身元が判明した。府警は家族らから事情を聴いている。

 施設を所有する阪急阪神不動産によると、屋上は10階の従業員フロアの上にあり、非常時以外の立ち入りを禁じている。屋上に通じるドアを開けると、警備室のブザーが鳴る仕組みで、警備員が約3分後に駆けつけたが、屋上にだれもいなかったという。署によると、付近の防犯カメラに男性とみられる人物が落ちる様子が映っていた。

 現場は阪急大阪梅田駅の東側の繁華街。「HEP FIVE」は大阪・梅田の待ち合わせの名所で、ビルに赤い観覧車があることで知られる。

帰宅時間帯、現場は騒然

 現場はJR大阪駅にも近く、百貨店などが立ち並ぶ大阪の中心部。会社帰りの時間と重なったこともあり、現場は騒然となった。

 2人が倒れていた「HEP FIVE」の西側の入り口付近には、大阪府警が規制線を張って出入りを制限していた。建物の屋上でも数人の捜査員が、懐中電灯で地面を照らしながら付近を調べていた。

 現場近くの服飾店に勤める20代女性は「ドーンという、重いものが落ちるような音がした。女性の叫び声が聞こえ、たくさんの人が一斉に走って逃げ出していた」と話した。近くのショッピングモールを歩いていた大阪府茨木市の大学生(18)も悲鳴を聞いたといい、「巻き込まれた人もいると聞いて、本当にかわいそうと思った」と語った。

 事故後、現場に来た兵庫県宝塚市の女性(22)は「HEPにはよくくる。普段から通っているところなので怖い」と話した。

主な相談先

自殺予防いのちの電話

フリーダイヤル 0120・783・556(毎日午後4時~午後9時、毎月10日は午前8時~翌午前8時)

よりそいホットライン

フリーダイヤル 0120・279・338(24時間)

こころのほっとチャット

LINE、ツイッター、フェイスブック@kokorohotchat(毎日正午~午後4時、午後5時~9時)