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 国立精神・神経医療研究センターは23日、がんなどの診療の参考にする血液検査で基準値に変更があったのに、電子カルテに反映せず、計322人分(467件)で誤った判定をしていたと発表した。診療への影響はなかったとしている。

 センターによると、基準値の変更を反映していなかったのは、がんや骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、筋疾患の診療を目的とする腫瘍(しゅよう)マーカーなど19項目。うち11項目の判定に影響があった。基準外なのに基準内と判定されたケースは81人分(105件)。

 検査結果が電子カルテに記載されるようになった2012年3月以降の状況を今年9月に点検したところミスが判明した。職員1人で作業しており、変更を見落としたり、数値を誤入力したりしていたという。担当医らが治療への影響を確認したところ、誤りのあった判定結果だけで治療方針を決めるなどのケースはなかったという。