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 東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の再稼働をめぐり、各議会で「地元同意」を推し進めたのは保守系議員たちだった。中には「再稼働には賛成できない」と採決を棄権した議員もいたが、大勢にはならなかった。

 22日にあった県議会の本会議で、早期再稼働を求める請願に賛成した最大会派「自民党・県民会議」の1人は、こう漏らした。「もろ手を挙げて賛成の議員なんていない。避難道路が不十分というのは、まさにその通り。だが、原発は国策なので『賛成』の結論しかない。時間をかけても意味がない」

 32人が所属する自民会派は、採決に加わらない議長を除いて30人が再稼働賛成の請願に賛成した。ただ1人、8期目の藤倉知格県議(65)が、採決直前に退席し、棄権した。藤倉氏は報道各社の取材に「原発事故から10年経つが、悲惨な状況が続き、多くの人の運命を翻弄(ほんろう)している。原発の低減を果たさなければならない」と、賛成しなかった理由を語った。

 かつては原発賛成派だった。だが、東京電力福島第一原発の事故後に周辺を何度も訪れ、廃虚のような街を見て考えが変わったという。原発を推進していた専門家の資料を読むと、事故の実態とかけ離れていて「私の中の安全神話が崩れてしまった」。

 それでも、議場では再稼働に反対する請願に賛成はしなかった。「私は自民党会派の一員。私がとれる選択肢でぎりぎりの判断」

 早期再稼働を求める陳情を賛成…

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