[PR]

 2016年の熊本地震で被災し、休業していた阿蘇市・内牧温泉の「ホテル角萬(かどまん)」が17日に営業を再開した。復旧を進めていた内牧温泉の旅館・ホテルはこれですべて再開され、多くの観光客受け入れの体制がととのった。

 阿蘇温泉観光旅館協同組合によると、熊本地震当時、組合に加盟する内牧温泉の旅館・ホテルの全17軒が何らかの形で被災。各施設は地震直後から温泉を再掘削するなどして順次再開してきた。1軒は再開のめどがたたず退会したが、現在加盟する16軒のうち15軒はすでに再開している。

 「角萬」は建物内部に大きな損傷がなく地震後も2年ほど営業を続けた。だが敷地に大きな地割れが生じていたことなどから、一部を取り壊して再建することにし、18年から2年半かけて復旧工事を進めた。

 本館の新しい部分は洋室棟とし、2人用(ツイン)~4人用(フォース)の部屋、バリアフリー室まで備え、多様な客層に対応できるようにした。以前からの和室も順次、リニューアルを進めている。各客室から阿蘇五岳を展望できる景色が宿の自慢だ。新しい大浴場も整備した。

 客室は103あり、地震前と同様、個人から修学旅行などの団体まで受け入れていきたいという。江藤真由美支配人は「大人数の宿泊まで対応できる施設として、阿蘇に多くの人に訪れてもらえるための一助となっていければうれしい」と話す。(後藤たづ子)

関連ニュース