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 来夏の東京オリンピック(五輪)・パラリンピックで競泳や飛び込みの競技会場となる「東京アクアティクスセンター」(東京都江東区)が24日、完成後初めて公開された。同日午前にあった式典には、白血病からの復帰を果たした競泳の池江璃花子選手らが参加し、真新しいプールで泳ぎを見せた。

 都によると、屋根(130メートル×160メートル)を支える柱を四隅に寄せ、すべての席で柱が視界を遮らない造りになっている。大会時に約1万5千席となる観客席は大会後、約5千席に減らす改修をして国際大会などを開いていくという。

 同センターは総工費567億円をかけて2月に完成したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が見送られていた。今回の公開で、東京大会に向けて都が恒久的に使う施設として新たに整備した六つの施設すべてがお披露目されたことになる。

 池江選手は「会場に着いてプールを見た時、『来年はここでオリンピックが開催されるんだな』という実感が湧いてきました。アスリートの代表、そして東京都の代表としても今日の式典に参加させて頂き良い経験になりました。普段会ったり話すことの無いパラ競泳や飛び込みの選手と話が出来たこともとても良い機会になったと思います。3メートルの深さはすごく泳ぎやすくて素晴らしい環境だなと思いました」とコメントした。(荻原千明)