[PR]

 電話番号を変えずに携帯会社を乗り換える「番号持ち運び制度(MNP)」の手数料について、ソフトバンクが撤廃を考えていることが24日わかった。今は税別3千円かかる。ネットで手続きする際は無料とする方向を総務省の有識者会議が23日示したが、店舗での手続きも含めた手数料ゼロを、独自に検討している。

 手数料は、乗り換えのシステム費用などとして徴収している。当初は2千円、今は3千円かかり、乗り換えを妨げて各社の競争を阻害しているとの声がある。

 有識者会議は23日の報告書で、システム費は回収済みのはずと指摘。オンライン手続き時は無料に、人件費のかかる店舗では上限1千円にする方針を示した。関連指針を年内にも改定する。ソフトバンクは1千円分もなくすことを考えており、NTTドコモとKDDI(au)も検討を迫られそうだ。

 総務省は27日にも手数料原則無料化などの競争促進策をまとめる。各社は今後対応を示し、値下げの具体策も公表する見通しだ。

 菅政権は携帯3社に自発的な料金値下げを求めている。利用者が乗り換えしやすくする環境も整え、競争を促す方針。(井上亮)